下水処理部門
生活の汚れから河川や海の環境を守るために、下水処理プラントは不可欠な存在です。
当社の下水部門では24時間365日下水処理プラントやそれに付帯するポンプ設備等の能力を、維持する日常のメンテナンスと、気候や天候に気を配り常に安全に安定したプラント稼働を長年の経験のなかで培った豊富なノウハウを活かして管理できる運転体制を整えています。また設備に応じた高度な運転技術を確立しています。
① 中央操作室にて施設全体の運転状況を24時間体制で監視
下水処理場への流入水量・流入水質は様々で、時間的・季節的に大きく変動するため、効率的な運転と最良の放流水質を維持するため下水処理場内設備機器や水処理の状態をモニターで把握し常時監視を行い、異常を早期発見することでトラブルを未然に防止し安定した下水処理場の運転に貢献しています。
② 水質試験を厳格に実施することで、原水から放流水までの各水質の状況把握。水質試験の結果は水処理が適正になされているかの指標とし、運転管理に反映
下水処理場の運転にあたり、効率的運転と最良の放流水質を維持するためには、各処理工程での適切な水質管理が必要です。人の健康を保護し、生活環境を保全するため下水処理場からの排水は「水質汚濁防止法」などに定められている放流水の排出基準に適合するように水質管理をします。そのため各処理工程で厳格な水質分析を実施しています。
③ 日常点検以外にも薬品調整作業・交換作業・給油・給脂等を計画的に実施
下水処理場内の各設備・機器は24時間365日、確実に処理機能が維持されなければなりません。当社は設備の保守点検や様々な業務を確かな専門技術と多様なノウハウにより実行しています。
④ 各地域に設置されているポンプ場の試運転や日常点検を行い降雨に備える
大雨や豪雨時には下水処理場外に点在する各地域の単独公共ポンプ場に24時間体制で常駐し、中央操作室と連携を取りながらポンプと水門の適切な運転管理を行い、 川の氾濫や住宅への浸水を防ぎ、市民生活の安心安全に寄与しています。